ひとりでのアプリ開発 - fineの備忘録 -

ひとりでアプリ開発をするなかで起こったことや学んだことを書き溜めていきます

.NET MAUI:Visual Studioでのクロスプラットフォームフレームワークでの開発環境を構築

初めに

 .NET MAUI(.NET Multi-Platform App UI)とは、ネイティブのモバイル アプリやデスクトップ アプリを作成するためのクロスプラットフォーム フレームワークです。.NET MAUI を使用すると、1 つの共有コード ベースから AndroidiOSmacOSWindows で実行できるアプリを開発できます。本記事では、.NET MAUI を使う環境を構築する方法をまとめます。

.NET MAUI

.NET MAUI とは

 .NET MAUI(.NET Multi-Platform App UI)とは、ネイティブのモバイル アプリやデスクトップ アプリを作成するためのクロスプラットフォーム フレームワークです。.NET MAUI を使用すると、1 つの共有コード ベースから AndroidiOSmacOSWindows で実行できるアプリを開発できます。

Xamarin との関係について

 もともと .NET を使用して、iOSAndroidWindows 向けのアプリケーションを作るオープンソースとして、Xamarin がありました。それを2016年にマイクロソフトが買収しました。その関係で、Xamarinが2024年5月にサポート終了となりますが、その後継という位置づけで出されたものが .NET MAUI となります。

環境の構築

Visual Studio のバージョン

 Visual Studio 2022 17.3 以降、または Visual Studio 2022 for Mac 17.4 以降が必要です。

Visual Studio のダウンロードは下のリンク先からできます)
visualstudio.microsoft.com

 ワークロードから .NET マルチプラットフォーム アプリの UI 開発にチェックをインストールします。

learn.microsoft.com

プロジェクトの作成

 次の手順で .NET MAUI アプリのプロジェクトを作成します。

(.NET MAUI アプリのプロジェクト作成の手順)

  1. 新しいプロジェクトの作成をクリックしする
  2. .NET MAUI アプリを選択し、次へをクリックする
  3. .NET フレームワークを選択し、作成をクリックする

  4. 新機能、概要が表示されたら完了

 新機能と概要は消しても問題ありません。

アプリケーションを実行

Windows の場合

 Windows Machine を使います。

 次の手順でアプリを実行します。

Windows Machine を使った実行の手順)

  1. 開発者モードをオンにする


  2. Visual Studio 上で Windows Machine になっていることを確認し、実行ボタン(Windows Machineの右隣りの三角形)をクリックする

  3. 下の画像のような画面が表示されたら ok

Android の場合

 Android エミュレーターを使います。

Android エミュレーターを使った実行の手順)

  1. Android エミュレーターを指定し、Android SDK ライセンスに同意する
  2. Androidバイスマネージャーが開かれたら、Create をクリックし、既定の Androidバイスを作成する

    ※時間がかかります
  3. エミュレーターがダウンロードされたら、開始をクリックする
  4. エミュレーターが起動されたら、下のようにスマホ画面が表示される

    ※PC のスペックによっては API レベルが高いと表示されません。その場合はAPI の低いデバイスを新しく作成してみましょう。(方法は下記参照)
  5. エミューレーターを閉じ、Android エミュレーターを選択。実行ボタンをクリックする。

  6. 下の画像のような画面が表示されたら ok

Android 仮想デバイスの追加

 Android 仮想デバイスは次の手順で追加できます。

Android 仮想デバイスの追加手順)

  1. Android SDK マネージャーを開き、SDK Platform をインストールする
  2. Androidバイスマネージャーを開き、新規をクリックする
  3. API レベルなどを指定して、作成をクリックする

learn.microsoft.com

最後に