ひとりでのアプリ開発 - fineの備忘録 -

ひとりでアプリ開発をするなかで起こったことや学んだことを書き溜めていきます

Python - Python の開発環境を用意する

初めに

 Python は汎用的なプログラミング言語で、いろいろなアプリケーション開発、科学技術計算、データサイエンスなどに使われます。本記事では、Python を用いて開発ができる環境を整える方法をまとめます。

ダウンロード・インストール

公式サイトから installer をダウンロード

 python.org から下記の手順で自分の環境に合った installer をダウンロードします。

  1. 画面上部の「Downloads」を選択し、「View the full list of downloads.」をクリックする
  2. 自分の環境の OS を選択し、クリックする
  3. installer をダウンロードする

     OS の bit 数は確認して、適切なものをダウンロードします。
     embeddable package は、Pythonに必要なファイルをZip形式で圧縮してあるファイルをダウンロードして展開する方法です。インストーラーを介さずにPC内にPythonの実行に必要なファイルを展開することが可能ですが、Pythonの実行のためにインストーラーが自動的に行なってくれること(Pythonの実行ファイルにPathを通すなど)を自身で行わなければいけないので、知識が必要です。そのため、installer の方をダウンロードすることをおすすめします。

インストール

  1. 先ほどダウンロードした installer を開く
  2. Add Python -- to PATH にチェックを入れ、Install Now をクリックする
  3. 途中でデバイス変更の許可を求められることがあるが、許可する
  4. 「Setup was successful」と表示されたらインストール完了

Python のインストール状況の確認

 コマンドプロンプトから、Python がインストールされているか、バージョンはいくつかを確認することができます。

  1. 検索バーで "cmd" と入力し、コマンドプロンプトを開く
  2. "python --version" と入力し、Enter キーを押して、実行します。


 Python がインストールされていないか、Path が追加されていない場合、次のように表示されます。

「’python’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」

 もし、このように表示されたらもう一度 installer を開き、PATH を追加するように変更を加え、インストールしなおすのが簡単だと思います。
 下のリンク先を参考にしてみてください。
gammasoft.jp

Python を使ってみる

 本記事では、Visual Studio Code を使って、Python を実行する方法をとります。

Visual Studio Code のインストール

 Visual Studio Code がインストールされていない場合は、インストールします。

 下のリンク先から、installer がダウンロードできます。

code.visualstudio.com

Visual Studio CodePython 拡張機能をインストール

 左下の拡張機能ボタンをクリックし、Python と検索することで、Python 拡張機能を探します。そして、Python をインストールします。


実行用フォルダを作成

 適当に実行用のフォルダを用意し、Visual Studio Code からフォルダを開きます。


ファイルを作成し、実行する

 右クリック > New File をクリックし、新しいファイルを作ります。ファイルの形式は「--.py」にします。

 作成したファイルにコードを入力し、実行します。

print("Hello, World")

 実行ボタンをクリックすると、TERMINAL に実行結果が表示されます。