Firebase - Googleが提供する無料でWebアプリを公開できるMBaaS
初めに
本記事は、FirebaseというGoogleが提供する無料でWebアプリを公開できるMBaaSを紹介します。
Firebaseの特徴
Firebaseは次のような特徴があります。
- mBaasの一つで、バックエンド環境を提供する
- リアルタイム同期型のデータベースを使用できる
- 無料でも開始できる
Firebaseでできること
Firebaseにはさまざまな機能があります。
主観でよく使いそうなものをピックアップして紹介します。
- Hosting:Webアプリのデプロイ。Webアプリをインターネット上に公開する機能。
- Strage:ユーザが作成した写真や動画などのコンテンツを保存・管理することができる
- Realtime Database:データをリアルタイムで保存して同期
- Authentication:認証システムを簡単に構築することを目的とした機能
- Analytics:ユーザーエンゲージメントの測定と分析
公式のウェブサイトのソリューションを見ると、どのような機能を使って何の課題が解決できるのか確認できます。
ドキュメント・基礎の学習
使いたい機能のドキュメントを手本に実装していきます。また、ドキュメントに基礎の学習があります。初めはこちらを見て、Firebaseの使い方を把握するのがよいかと思います。
料金プラン
無料の Spark プランと従量課金制の Blaze プランがあります。
代替
Firebaseに代わるものとして、
- AWS Amplify
- Azure App Service
- Supabase
などが挙げられます。
どのサービスを使うかは、その都度、検討する必要があります。1つの選び方として、連携しやすいPaaSでそろえる(AWS、Azure、GCPなど)という方法があります。なお、FirebaseはGCPの一部になります。
補足
MBaaS
MBaaSとは、
- Mobile Backend as a Service
- モバイル向けアプリの構築専用のBaaS
BaaS
BaaSとは、
- Backend as a Service
- バックエンド機能をアプリケーションサーバーが代行するクラウドサービス
BaaSが提供する機能として、次のようなものが挙げられる。
なお、BaaSには、Backend as a Service ではなく、次の2つを指すこともあるため注意が必要。