ひとりでのアプリ開発 - fineの備忘録 -

ひとりでアプリ開発をするなかで起こったことや学んだことを書き溜めていきます

Unity - Physics Material の作り方、使い方

初めに

 Physics Material は衝突するオブジェクトの摩擦や跳ね返り効果を調整するために使用されます。本記事では、Physics Material の使い方をまとめます。

Physics Material

Physics Material とは

 Physic Material (物理マテリアル) は、衝突するオブジェクトの摩擦や跳ね返り効果を調整するのに使用されます。

作り方

 Assets で右クリックし、Create > Physic Material をクリックすると生成できます。


プロパティ

プロパティ 説明
Dynamic Friction 移動している物体に対する摩擦。
最小値は 0、最大値は 1
値が小さいほど摩擦がすくない。
Static Friction 静止している物体に対する摩擦。
最小値は 0、最大値は 1
値が小さいほど摩擦がすくない。
Bounciness 弾性力。
最小値は 0、最大値は 1
値が大きいほど弾む。
Friction Combine 衝突するオブジェクト間の摩擦の処理の仕方
Bounce Combine 衝突するオブジェクト間の跳ね返り方の処理の仕方

 Friction Combine、Bounce Combine は Average、Minimum、Maximum、Multiply から選択できます。

処理の仕方 説明
Average 2 つの摩擦力が平均化される
Minimum 2 つの摩擦力のうち小さい方の値が使用される
Maximum 2 つの摩擦力のうち大きい方の値が使用される
Multiply 2 つの摩擦力が互いに乗算される

使い方

 Physics Material を Collider の Material に割り当てて使用します。

(Bounciness 0)
youtu.be

(Bounciness 1)
youtu.be

Physics Material 2D との違い

 Physics Material 2D は 2D 用の物理マテリアルです。3D オブジェクト用の Physics Material と異なり、変数が Friction と Bounciness の2つしかありません。