ひとりでのアプリ開発 - fineの備忘録 -

ひとりでアプリ開発をするなかで起こったことや学んだことを書き溜めていきます

Unity - Gizmos、ギズモメニュー

初めに

 Gizmosは、開発者がSceneビュー上にカスタムのデバッグ表示やガイドラインを描画するための機能です。Gizmosを使用すると、オブジェクトやシーンの特定の要素を視覚的に強調表示したり、デバッグ情報を表示したりすることができます。本記事では、Gizmos(ギズモ)とギズモメニューについて、説明します。

Gizmos(ギズモ)

Gizmos とは

 Gizmos(ギズモ)とは、開発者がSceneビュー上にカスタムのデバッグ表示やガイドラインを描画するための機能です。Gizmosを使用すると、オブジェクトやシーンの特定の要素を視覚的に強調表示したり、デバッグ情報を表示したりすることができます。

Gizmos のオン/オフ

 Gizmos のアイコンが Scene ビューと Game ビューの両方にあります。アイコンをクリックすることで、オン、オフを切り替えられます。

(Scene ビュー)※白い状態がオン

(Game ビュー)※青い状態がオン

 Gizmos がオンの状態では、Scene ビュー、Game ビューにカメラやキャンバスの範囲のような、視覚的なデバッグ情報を表示させることができます。表示させたいものは、ギズモメニューから選択できます。

(オン)

(オフ)

ギズモメニュー

ギズモメニューの開き方

 Scene ビューと Game ビューの両方にギズモメニューがあります。下の画像のアイコンをクリックするとギズモメニューが開きます。

(Scene ビュー)

(Game ビュー)

(ギズモメニュー)

 ギズモメニューから Gizmos がオンのときに表示させるものを選択することができます。

プロパティ

プロパティ 説明
3D Icons 3D Icons チェックボックスは、シーンビューでコンポーネントのアイコン (ライトやカメラのアイコンなど) を 3D で描画するかどうかを制御します。
Fade Gizmos 画面上で小さいギズモをフェードアウトしてレンダリングを停止します。
Selection Outline 選択したゲームオブジェクトを色の付いた輪郭にし、子を異なる色の輪郭で表示します。デフォルトでは、選択されたゲームオブジェクトはオレンジ色で表示され、子ゲームオブジェクトは青色で表示されます。
Selection Wire 選択したゲームオブジェクトがワイヤーフレームメッシュとともに表示されます。

〇3D Icons
 3D Icons にチェックを入れると、カメラからの距離によりアイコンサイズが変化します。チェックを外すと、カメラからの距離によらず、画面に写るアイコンのサイズは一定になります。

〇Selection Outline
 選択中のゲームオブジェクトに色のついた輪郭を表示させます。デフォルトでは、親オブジェクトがオレンジ色、子オブジェクトが青色です。

〇Selection Wire
 選択中のゲームオブジェクトのメッシュが表示されます。

(補足)
 Edit > Preferences (Windows) / Unity > Preferences (macOS) の Colors タブからSelection Outline や Selection Wire で表示するときの色を変更することができます。

アイコン

 ゲームオブジェクトやスクリプトにアイコンを割り当てることができます。目に見えないゲームオブジェクトの位置を確認するために使用できます。

(アイコンの変え方)

  • Inspector の左にあるアイコンをクリック
  • Select Icon からアイコンを選択

最後に

 Gizmos の使い方が分かると、効率的な開発につながります。