命名規則「キャメルケース」「スネークケース」などについて
初めに
本記事は、「キャメルケース」「スネークケース」などの命名規則をまとめます。
Index
キャメルケース（Camel Case）またはローワーキャメルケース（lower Camel Case）:
camelCaseExample
特徴: 単語の最初を小文字で始め、その後の単語の最初の文字は大文字で表記します。
使い方: 主にJavaScriptやJava、C#などの言語で一般的に使用されます。クラス名やメソッド名などでよく見られます。
パスカルケース（Pascal Case）またはアッパーキャメルケース（Upper Camel Case）:
PascalCaseExample
特徴: 単語の最初の文字も大文字で表記します。
使い方: クラス名など、キャメルケースと同様の文脈で使われます。主にJavaやC#、TypeScriptなどで一般的です。
スネークケース（Snake Case）:
snake_case_example
特徴: 単語の間をアンダースコア _ で区切り、すべての文字は小文字で表記します。
使い方: PythonやRuby、C言語などでよく見られます。変数や関数、ファイル名などに使用されます。
アッパースネークケース（Upper Snake Case）
UPPER_SNAKE_CASE
特徴: 単語の間をアンダースコア _ で区切り、全ての文字は大文字で表記される。
ケバブケース（Kebab Case）:
kebab-case-example
特徴: 単語の間をハイフン - で区切り、すべての文字は小文字で表記します。
使い方: HTMLやCSSのクラス名、URLなどで使われることがあります。JavaScriptやPythonでも使用されることがあります。
Google による Javaの標準的な命名規則
例として、Google による Java の命名規則を紹介します。
すべての識別子に共通のルール
識別子には ASCII 文字と数字のみが使用される。ただし、例外としてアンダースコアを使用する場合がある。（例外は後述）
パッケージ名
小文字と数字のみ。
例：com.example.deepspace
クラス名
パスカルケース（アッパーキャメルケース）
例：HashIntegration
クラス名は通常、名詞または名詞句である。
例：Character
テストクラスはテスト対象クラス名で始まり、 Testで終わるよう命名する。
例：HashIntegrationTest
メソッド名
キャメルケース
メソッド名は通常、動詞または動詞句でる。
例：sendMessage
定数名
アッパースネークケース
すべて大文字を使用し、各単語と次の単語を 1 つのアンダースコアで区切る。
例：NUMBER, AGES
非定数フィールド名、パラメータ名、ローカル変数名
キャメルケース
