Python:文字列と入出力
初めに
本記事では、文字データの書き方や、キーボードから文字を入力したり、文字と数値と組み合わせて出力したりする方法をまとめます。
Index
文字列:string 型
Python では、文字列(string)をダブルクォーテーション(” ”)またはシングルクォーテーション(’ ’)で囲んで記述します。
text = "これは文字列" #ダブルクォーテーションで囲む print(text) text = 'これも文字列' #シングルクォーテーションで囲む print(text)
(実行結果)
文字列の連結
文字列は足し算で連結することができます。
text1 = "aaa" text2 = "bbb" text = text1 + text2 #文字列の連結 print(text) #実行結果:aaabbb
数値と文字列の違い
数値と文字列は型が異なるため、注意が必要です。
num1 = 123 num2 = 456 num = num1 + num2 print(num) #実行結果:579 text1 = "123" text2 = "456" text = text1 + text2 print(text) #実行結果:123456
上の例では、num は数値の足し算のため、123 + 456 の結果が表示され、text は文字列の連結がされたものが表示されます。
文字列を数値に変換
文字列を int 型、float 型に変換することができます。
text1 = "123456789" num1 = int(text1) #整数に変換 text2 = "10.46" num2 = float(text2) #float型に変換
数値の文字列化
str() を使うことで、数値を文字列(string型)に変換することができます。
score = 92 print("あなたの点数は" + str(score) + "です")
print() 関数
print() 関数は引数として指定した値を画面に出力します。引数は複数も可能です。
print(66) #引数が一つの場合 print(1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, "...") #引数は複数も可能
(実行結果)
price = 110 num = 99 print("合計金額は", price * num, "です。")
input() 関数
input() 関数を使うと、文字列を入力することができます。
text = input("入力してください") print(text, "が入力されました")
引数なしでも使用可能です。
メソッドと関数
Python では、メソッドと関数に違いがあります。
(関数)
関数は、特定のデータには結びついておらず、操作する対象のデータを引数として指定します。print() や abs() などのように記述されます。
(メソッド)
メソッドは、関数の一種であり、特定のデータに結びつき、データ.メソッド名() の形式で呼び出してデータを操作する関数のことです。
文字列のデータに結びついたメソッド
string 型のメソッドには、replace() や upper()、find() などさまざまあります。string 型のメソッドの一覧は次のリンク先をご覧ください。
motw.mods.jp
本記事では、replace() を使った置換だけ載せておきます。
text = "おはよたうごたざたいますた。" print(text.replace("た", "")) #実行結果:おはようございます。