SQL
データベース言語
データベースとは、集めたデータをDBMS（データベース管理システム、database management system）で整理し、操作できるようにしたものです。
データベース言語は、DBMSに求める処理を命令する制御言語で、宣言型言語（非手続き型言語）といいます。データベース言語はデータを管理して、ユーザーが指定した条件に合致するものを見つけ出すためのもので、それ以上の機能はありません。
RDB（リレーショナルデータベース）
リレーショナル（relational）とは、関連付けられたという意味です。RDB とは、表形式の複数データを関連付けて使えるようにしたデータベースのことです。
また、RDBMS（Relational Database Management System、リレーショナルデータベース管理システム）では、RDB の複数の表データから必要なデータを組み合わせて引き出すことができます。
SQL とは
SQL は Structured Query Language のことで、RDBMS で使用される標準的なデータベース言語です。"Query" とは、直訳では "問い、質問" であり、データベースからデータを取得するための宣言型言語です。
SQL でできる命令は大きく分けて、次の３つになります。
| 名前 | 略称 | 命令 | |
|---|---|---|---|
| データ定義言語：Data Definition Language | DDL | CREATE（テーブルの作成）、ALTER（テーブルの変更）など | |
| データ操作言語：Data Manipulation Language | DML | INSERT（レコードの追加）、DELETE（レコードの削除）など | |
| データ制御言語：DataControl Language | DCL | COMMIT（更新処理の確定）、ROLLBACK（更新処理の放棄）など |
SQL はさまざまなデータベースで使用可能です。有名なものでいれば、Oracle、MySQL、PostgreSQL、SQLite などのデータベースで使用可能です。
