ひとりでのアプリ開発 - fineの備忘録 -

ひとりでアプリ開発をするなかで起こったことや学んだことを書き溜めていきます

自作ゲームを販売できるサイトまとめ

初めに

 本記事では、自作ゲームを販売できるサイトをプラットフォームごとに紹介します。また、その際必要な費用なども載せておきます。


スマホゲーム

 スマホゲームの場合、Android であれば Google Play Store、iPhone であれば App Store で販売することになります。

Google Play Store

端末 Android
必要経費 $25
※アカウント登録料, 永久登録
手数料 年間収益が100 万ドル(USD)まで:15%
年間収益が100 万ドル(USD)以上:30%

 ※1ドル132円の場合、25ドルは3300円

 Android アプリとしてゲームを販売するのであれば、Google Play Store からリリースすることになります。

 Google Play Store にアプリを登録するには、ディベロッパーアカウントを登録する必要があり、アカウントの作成に登録料として$25かかります。初期費用として、$25かかるのみなので、複数のアプリをリリースする, もしくは利益が$25以上でる見込みであればよいでしょう。

 また、収益が出た場合にとられる手数料は年間収益が100 万ドル(USD)までならば15%, それ以上ならば30%となります。売れた分の料金がそのまま手元に入るわけではありませんので、ご注意を。

play.google.com
(手数料はこちらを参照)
support.google.com

App Store

端末 iOS
必要経費 年間$99
※アカウント登録料
手数料 年間収益が100 万ドル(USD)まで:15%
年間収益が100 万ドル(USD)以上:30%

 ※1ドル132円の場合、99ドルは13068円

 iOS アプリとしてゲームを販売するためには、App Store に登録してリリースすることになります。

 App Store に自作アプリを登録するには、Apple Developer Program に登録する必要があります。これに年額$99かかります。

 また、収益が出た場合にとられる手数料は年間収益が100 万ドル(USD)までならば15%, それ以上ならば30%となります。売れた分の料金がそのまま手元に入るわけではありませんので、ご注意を。

 Apple ユーザーだけで、年間$99以上売り上げがでないと赤字になります。よく考えてから選択しましょう。

www.apple.com
(手数料はこちらを参照)
developer.apple.com

DLSite

端末 PC, Android
必要経費 なし
手数料 20%~50%
販売価格によって変動
価格が4000円以上ならば20%

 同人作品、ゲーム、コミックを販売している国内最大級の二次元総合ダウンロードショップです。全年齢向けと成人向けがあります。PCゲームだけでなく、Androidのゲームにも対応しています。

 細かい手数料は下のリンク先からご確認ください。

www.dlsite.com
(手数料はこちらを参照)
www.dlsite.com

PC

 PCゲームの場合、選択肢はかなり多いです。中には、無料で販売できるサイトもあります。

Steam

端末 PC
必要経費 ゲーム1本ごとに$100
※ゲーム登録料
※$1000の売り上げがあれば払い戻される
手数料 30%

 ※1$132円の場合、100ドルは13200円

 steam でゲームを販売するためには、Steamworks というサイトに開発者として登録する必要があります。登録には、ゲーム1本ごとに$100必要になります。なお、$1000の売り上げがあれば、$100が払い戻されるようです。

store.steampowered.com

 ※手数料については、公式のドキュメントが見つからず。ネットで調べたところ30%のようです。
gigazine.net

Epic Games Store

端末 PC
必要経費 なし
手数料 12%

 ※Unreal Engine で開発されたタイトルの場合は、5%のUEライセンス使用料(Unreal Engine の使用料)が免除

 Epic GamesゲームエンジンUnreal Engine を開発している会社になります。セルフパブリッシュのクローズドベータをしており、それに登録することで自主販売ができるようです。

 ※経費については、アカウントの登録も無料であり、どれだけ探しても記述がなかったため、なしとしています。
 
https://store.epicgames.com/ja/
https://store.epicgames.com/ja/publish

itch.io

端末 PC
必要経費 なし
手数料 デフォルトは10%, 変更可能で 0%も可

 インディーゲームに特化したサイト。英語のみなので、作品は英語に対応したものを前提としたほうがよいでしょう。
 手数料が自分で設定可能であるところが最大の魅力。

itch.io
(手数料はこちらを参照)
www.gamedeveloper.com

Game Jolt

端末 PC
必要経費 なし
手数料 10%未満, 自分で設定可能

 itch.io と同じくインディーゲームの配信サイト。こちらも日本語未対応なため、英語に対応した作品が前提としたほうがよいでしょう。
 
gamejolt.com

DLSite(再掲:スマホゲームのところと同じ)

端末 PC, Android
必要経費 なし
手数料 20%~50%
販売価格によって変動
価格が4000円以上ならば20%

 同人作品、ゲーム、コミックを販売している国内最大級の二次元総合ダウンロードショップです。全年齢向けと成人向けがあります。

 細かい手数料は下のリンク先からご確認ください。

www.dlsite.com
(手数料はこちらを参照)
www.dlsite.com

Booth

端末 PC, Android
必要経費 なし
手数料 5.6%+22円

 pixivと連携した、創作物の総合マーケット。電子コンテンツの販売も可能なため、ゲームの販売もできます。手数料が国内最安なのは魅力的だと思います。

booth.pm
(手数料はこちらを参照)
booth.pm

有料販売以外の収益化方法について

 収益化について、有料販売以外の別の方法があることは考慮しておいたほうが良いかと思います。例えば

  • 無料アプリにして、広告をつける(Google AdMob, Unity Adsなど)
  • 無料アプリにして、課金システムを作る
  • ゲームそのものではなく、ゲームの素材を売る

などの方法があります。

最後に

 自作ゲームを販売するとき、できるだけ一目につくことが最も重要だと思います。そのため、コストがかからなければ、できるだけ多くのサイトで販売すべきだと考えます。itch.io や Game Jolt はその意味では選択肢に必ず入ってくるのではないでしょうか。
 なお、今回の手数料には、税金は含まれていません。海外のサイトを使う場合、そのあたりの手続きがあるため、ご注意ください。