ひとりでのアプリ開発 - fineの備忘録 -

ひとりでアプリ開発をするなかで起こったことや学んだことを書き溜めていきます

Unity - 2D:Spriteの挿入、画像が荒い場合の対処法 -

初めに

 Unityで2Dオブジェクトの役割をするSpriteの作り方とSpriteからアニメーションを作る方法をご紹介します。

Spriteとは

 Unityの2Dゲームでオリジナルのキャラクターやアイテムなどの画像データ(image)を表示したい時に利用する2Dグラフィックスオブジェクトです。

Spriteの挿入の仕方

  • 画像のTexture TypeがSprite(2D and UI)になっているか確認する。


  • SpriteをHierarchyにドラッグ&ドロップする。

 Spriteが挿入されました。


なぜか画像が荒いときの対処法

Pixels Per Unitを変更する

 Pixels Per Unitとは1単位あたりのピクセル数のことです。画像ごとに設定することができます。Pixels Per Unitを低くすると画像の荒さを軽減できます。その代わり、画面に移るピクセル数が変わるため、表示される画像の大きさも変わります。Scaleを変更することで対応しましょう。

Filter ModeをPointに変更する

 Filter Modeには、3種類のモードがあります。

  • Point

ピクセルを 1 つ 1 つブロックのように表示する

  • Bilinear

平均化され、滑らかに表示する

  • Trilinear

Bilinear とほぼ同じだが、ミップマップレベルにおいてブレンドして表示する

 ピクセルの1つ1つ表示するPointにすると、画像が荒いのを修正できます。

CompressionをNoneにする

 CompressionはTextureの圧縮タイプを表します。Noneはテクスチャを圧縮しないため、荒くなりません。ただし、容量は大きくなるため、気をつけましょう。

実際に画像が荒いのを修正してみた


修正前 修正後
Pixels Per Unit 100 10
Filter Mode Bilinear Point
Comperssion Normal Quality None
Scale (10, 10, 1) (1, 1, 1)

 SpriteのInspectorに関する詳しい説明は下のリンク先をご覧ください。
docs.unity3d.com

最後に

 今回はSpriteについて、解説いたしました。Spriteから画像をスライスしたり、アニメーションを作ったりすることもできます。その方法は後日解説いたします。