ひとりでのアプリ開発 - fineの備忘録 -

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Unity入門 - プロジェクトの2D/3Dモードについて -

初めに


 Unityで新しいプロジェクトを作成するとき。2D/3Dモードを選択することができます。その違いについて、まとめています。

2D/3Dモードに選択、切り替え

新しいプロジェクトを作成するとき

 

 新しいプロジェクトを作成する場合は、画像のようにどちらかを選ぶだけでよいです。

途中で切り替える場合

 いつでも2D/3Dモードを切り替えることができます。
 Edit→Project Settings→EditorのDefault Behaviour Mode から切り替えます。


2D/3Dモードの違いについて

 主な違いを2つあります。

画像がスプライト(Sprite、2D画像)として想定されるか否か

 2Dモードでは、インポートする画像はスプライトとして想定され、Spriteモードに設定されます。3Dモードでは、スプライトと想定されません。

  • 2Dモードで画像をインポートした場合

 スプライトとして想定されるため、Sprite Renderer コンポーネントによって、描画されています。(3DオブジェクトはMesh Rendererが使用されていました)


  • 3Dモードで画像をインポートした場合

 3Dモードで画像をインポートすると、Texture TypeがDefaultになっており、スプライトとして想定されていないことが分かります。
 3Dモードでも、Texture TypeをSpriteに変更することで、2Dモードと同様に、スプライトとして扱うことができます。

物理演算

 Unityには、2Dの物理演算を扱う独立した物理エンジンがあります。

(例)

2D 3D
Rigidbody 2D Rigidbody
Box Collider 2D Box Collider
Hinge Joint 2D hinge Joint

 3Dオブジェクトでは、RigidbodyやColliderで物理演算を扱っていましたが、2Dオブジェクトの場合は、2Dとついているものを使用します。
 ほとんどの2D物理演算コンポーネントは、3Dで同じ性質をもつものを単に平面化したものになっています。(例 Box Collider:立方体→Box Collider 2D:正方形)

他の細かい違いについて

 他の細かい違いについては、リンク先をご覧ください。公式による説明が書いてあります。

docs.unity3d.com

2D/3Dモードのどちらを使うべきか

 3Dグラフィックを使った2D横スクロールアクションなど2Dゲームであるが3Dモードを使ったほうが良い場合や2Dグラフィックを使って3Dゲームを作るほうがよい場合があります。それぞれのモードでできること、できないことを把握し、選択しましょう。

docs.unity3d.com

最後に

 2D/3Dモードの違いを簡単にまとめました。途中で切り替えられることを覚えておけば、困ったときに調べればよいでしょう。