Unity入門 - C#言語とは -
初めに
Unityで使用されるプログラミング言語 ”C#言語" について、どのようなものか簡単にご紹介します。
Index
C#言語とは
C#はマイクロソフトが開発したプログラミング言語になります。名前からわかるように、C言語と呼ばれるプログラミング言語から影響を受けており、構文を見るとC言語を踏襲していることがわかります。また、Androidアプリの開発言語として採用されているJavaもC言語から影響を受けているため、Javaとも構文が似ており、Javaを習得済みであれば、比較的容易に習得できます。
上の画像は、Unityで "Hello, world." と表示するためのスクリプトで、C#で書かれています。
C#言語でできること
C#はC++(C言語の拡張版のようなもの)とJavaの便利な部分を取り込んだような言語になります。基本的には、さまざまな開発ができるオールラウンドな言語といえます。たとえば、
ができます。
C#が苦手なこと
高度な計算処理や高速で計算の処理をすることは苦手なようです。実際、競技プログラミングでは、C#、Python、C++などのプログラミング言語を使うことができますが、処理がPythonやC++に比べて遅いため、これらが使えるのであれば、そちらがおすすめされています。
他の言語ではなくC#を学ぶことの良さ
Unityで使うことができる点が最も大きいのではないかと思います。
学ぶプログラミング言語を選ぶときに、自分が何を作りたいのかを考えてみると、学ぶべき言語が見えてきます。AI開発ならばPythonを、ウェブサービスを作りたければHTMLやPHPを学ぶことになります。ゲーム開発やVR、ARなどのコンテンツを作る際にUnityは非常に便利です。そこに他の言語ではなく、C#を選ぶメリットがあると思います。
C#をどのように学ぶとよいか
C#はC言語やJavaといった言語の知識があれば比較的簡単に学べますが、そうでないひとにとっては、習得難易度は高めであると言われています。しかし、多くの学習用サイトがあること、Unityを自分でいじりながら学習できることを考えると、難しくはないのではないかと思います。
C#を学ぶのにオススメのサイトをいくつかご紹介いたします。ぜひ、ご活用ください。また、当ブログでも体系的にC#が学べるよう記事を書いていこうと思いますので、ご覧いただけると嬉しく思います。
C#を学ぶのにオススメのサイト
- C#公式ガイドページ
マイクロソフトが出している公式の説明です。大変丁寧に説明されています。ただ、動画での説明は英語のため、日本人には少し厳しい。
- ドットインストール
様々なプログラミング言語が学べるサイトになります。C#については、全36回になっており、第5回まで無料公開になっています。第5回まででもC#がどのようなものか、感覚がつかめるのではないかと思います。また、Unity入門は全26回すべて無料公開されています。動画での説明もついており、非常にわかりやすいです。
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一週間で身につくC#言語の基本
体系的にC#言語を学ぶことができます。基本編と応用編に分かれており、1日ごとに1記事理解すれば2週間で基本から応用まで学ぶことができます。また、練習問題も用意してくださっており、着実に力をつけることができます。
最後に
C#言語でできることやC#を学ぶためのサイトをご紹介しました。当ブログでも、今後、すこしでも体系的にC#が学べるような記事を書いていこうと思っています。よろしければご覧ください。